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日々徒然

「衣装だけはソロ」って・・・

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イタリア・ヴァチカン市国 サン・ピエトロ大聖堂のピエタ  2019年11月撮影

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本日本館Etudeで更新した焼津市文化センターの写真を見ながら過去の嫌なことを思い出してしまいました・・・

もう随分前ですが、声楽をちょこっと習っていたことがあり、その流れと言うか習っていた先生のつてで某交響楽団の合唱団に所属していたことがありました。

交響楽団はセミプロでしたが、合唱団は烏合の衆、つまり素人の集まりです。その交響楽団では年2回ほど定期演奏会があり、合唱団もその演奏会に参加していました。

お客様はお金を払って聴きに来てくださるわけですから、当然かなりの練習を積んで(1週間に1度夜2時間半ほど練習していましたが、本番間近になると当然土日も練習になります)演奏会には臨んでいました。

私は声質はソプラノなのですが、自身が甲高い声が苦手ということもあり、華やかな主旋律を歌うよりも、どちらかと影のような存在かつ縁の下の力持ち的なパート、アルトを希望して所属していました。

元々集団行動が苦手(笑)特におばちゃん集団(当時は団員の中で一番若かったと思います)の噂話や他人のあれこれには入らないようにしていましたが、パートリーダーだった方が良くしてくださってなんとか生存していました。

同じアルトパートの仲良くなった方たちとは一緒にオペラを観に行ったり、コンサートや食事に出掛けたり、集団の中の気の合った小集団(笑)では楽しい思い出がいっぱいあります。

声楽の先生はテノール歌手を目指していた芸大卒の男性でしたが、先生ともオペラの話やオペラ歌手の話で結構盛り上がり、ついでにどうせオペラのアリアを歌うのであればとイタリア語もちょこっと習ったりして楽しい日々でした。

先生からは「集団の中にいるからと安心しないでソロで歌うような気持ちで練習すること、楽譜は全て暗譜すること」と結構厳しいことを言われていましたが、真面目な私は(え? 笑)言われたとおり全て暗譜して本番に臨みました。

と前置きはこのくらいにして・・・定期演奏会(本番)の時は白いブラウスに黒のロングスカートというのが定番でした。でその衣装のロングスカート探しが大変でした。あちらこちらのお店を探したのですがなかなか見つからなくて・・・

他人よりちょっとだけ腰の位置が高い私は通常のロングスカートを履くとしっかり足首より上が出てしまうのです。身長で立ち位置が決まるので、私は一番後ろのバリトン(男性)の隣り、前の人に隠れて足は見えないのですけれどもね。

それでもやはり気になります。それでたまたまドレス専門店に1枚だけあったオーガンジーのロングスカートを選びました。これでしたらヒールを履いても足元まで隠れます。パニエを下に入れるとふわっと広がる美しいスカートです。

勿論パニエは入れずに着ていましたが、それでもやはり普通の黒のスカートとは異なります(どちらかと言うとドレス感覚かもしれません)それ故か本番前の控室で待機していた時に、ソプラノパートのおばさまから

「あら、素敵なスカート、衣装だけは立派なソロね」と大声で言われ、周囲にいたおばちゃんたちが一斉に笑いました。”褒めているんだか、けなしているんだか、あーめんどくせー”と思った私はにっこり笑って「ありがとうございます」

「いやいや、私は衣装だけじゃなくてソロでも歌える気概で練習していますよ、楽譜持たなくても全曲歌えますし」なあんて余計なことは言いませんでしたが、パートリーダーの方が「パートを引っ張ってくれているのにね、失礼ね」と。

アルトパートの他の方たちも「嫌ねえ、よく似合っているからやっかんだのよ、気にしないで」と言ってくださいましたが、当時はどうしてそういうことを言われるのか理解できませんでした。

パートが異なれば当然どの人がどれだけそのパートを引っ張っているかなんてことはわからないと思います。でも同じ団員の中で嫌味を言うということ自体が当時は信じられませんでした。だって合唱って皆で盛り上げるものだよね?

ノーテンキと言うか天然(とコメントを下さった方もいらっしゃいましたが 確かに天然かもしれません 笑)な私には嫉妬したりやっかんだりという感情がよくわからないのです。だって自分は自分、他人は他人でしょ?

でも「あなたはいいわねえ」と事あるごとに言われる度に物事はそう単純なモノでもないのだなと。自分は他人を羨ましいとは思わなくても、他人を羨ましいとか妬ましいとか思う人は世の中いっぱいいるのだなと。

もし羨ましいと思うのであれば、自分と相手の何処が異なるのか、もし自分も頑張ることで少しでも到達できるのであればやるしかないよね、努力もせず他人を羨んだり妬んだりしても、なんの進歩もないよね。

なあんて偉そうなことを書きましたが・・・私は元々他人を羨ましいとか思うことがない(素直に相手の凄さに感嘆してしまうのです 笑)ので、それも進歩がない理由なのかもしれません。

その後団員のおじさんとおばさんのつまらない恋愛騒動(どちらも立派な不倫だったようです 汗)に何故か巻き込まれ、またやっかまれ妬まれ散々な思いをさせられましたので、もううんざりと退会しました。

集団行動が本当に合わないのだなあととくづく思いましたし、合唱への熱もなんとなく覚めてしまいました。個人的に仲良くなった方たちとはその後も交流が続いていましたから、まあいいかと(いつも中途半端なワタクシ)

忘れていたつまらない事をふっと思い出して書いてみました。





Requiem de Mozart   Lacrimosa



焼津市文化センターで歌ったのは

モツレク(モーツアルトのレクイエム)では

なかったかもしれません・・・

記憶はあやふやです








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